【3人家族の防災備蓄】水は何リットル?食料は何日分?費用とリアルな中身を全公開

防災備蓄量を問う画像

この記事でわかること

✅ 3人家族が「水10日分・食料1週間分」に至った計算根拠
✅ 備蓄総額3万円の内訳と実際に購入した商品(写真多数)
✅ 賞味期限切れを実際に食べてみた正直な感想
✅ 非常食としてプロテインが優秀な理由(PFCバランスで検証)
✅ 「なんとなく備えているつもり」が実は期限切れだった失敗談

防災備蓄は「最低3日、できれば1週間」と言われています。

でも正直、それで足りると思いますか?
私自身、実際に備蓄を全部出して計算してみるまで、「なんとなくやっているだけ」でした。

今回、わが家(大人2人+小学生1人)の備蓄をすべて棚卸ししてみた結果、
「水は約10日分、食料は約1週間分(備蓄総額は3万円)」
という、ガイドラインよりも少し余裕を持たせた「わが家の最適解」に辿り着きました。

エンジニア気質のせいか、つい「安全率」を見込んでしまうのですが、実は計算してみるまで気づかなかった「笑えない失敗」や「意外な必需品」もたくさんありました。

これから備蓄を始める方や、今の備えに不安がある方の参考になると思います。ぜひご覧ください。

目次

防災備蓄は「何日分必要なのか?」

内閣府や首相官邸などのWebサイトでは、災害時の家庭用備蓄として最低3日分を基本としており、できれば1週間分を推奨している様です。

今後、日本においては「南海トラフ巨大地震」や「首都直下地震」などの大地震が想定されていることから、まずは1週間を目安に考えるのが大外れのない選択と言えそうです。

一方、住環境の違いなどによる個人差の部分もあるように私は考えています。次の章では、私が想定している我が家の被災時イメージを紹介します。

【参照リンク】
首相官邸WEBサイトでは、災害時の家庭用備蓄として最低3日分を基本とし、できれば1週間分を推奨しています。
内閣府-防災情報のページ 〜超高層マンションの災害に備えた備蓄〜

被災時の生活を具体的にイメージしてみる

私は大地震が発生した場合の生活拠点を「自宅避難」で考えています。

我が家の一戸建ては「耐震等級3」であり、自治体のハザードマップ上、南海トラフ地震発生時の予想震度は6弱、倒壊の可能性は極めて低く、立地的に津波や液状化の恐れもないためです。

”自宅避難”では基本的に自宅の備蓄のみで被災時の初期対応をすることになると考えています。

よって、冒頭に紹介した我が家の食料は1週間、水は10日分という、政府ガイドラインの推奨値よりも少しだけ余裕をもった備蓄量にしているわけです。

自宅避難のメリット・デメリット

災害時の家族の精神的ストレスは想像以上になることもイメージしています。この視点において、”自宅避難”は避難所生活よりはプライバシーを守れるため、生活ストレスを感じにくい点はメリットと言えそうです。

但し、自宅避難は避難所生活よりも情報収集・物資の到着などが「見えにくい」というデメリットがあります。

自宅避難の場合は、被災時の情報を取りに行く目的での避難所への行き来が必要になることは想定しておくべきでしょう。ちなみに、我が家の指定避難所は自宅から徒歩10分の小学校です。

以上が、私が被災時に想像している具体的な生活イメージの前提になります。

とは言え、「これだけあれば絶対に大丈夫!」という備蓄量の定義も難しいと思いました。

なぜなら、住まいや家族構成など「前提条件で必要量は変わる」ためです。
避難所生活を選択する環境にある場合、10日分の水を運ぶなんてことも現実的ではないですからね。

あとは、ライフラインが復旧するまでの日数はどの程度なのか?
過去の災害実績から備蓄内容を考えるというのも有効な手段ではないでしょうか。

一般的に電気の復旧は早いため、電気調理器などは比較的早く使えるようになる可能が高いことを覚えておくのも良いかもしれません。(参照サイト;tenki.jp -ライフラインが復旧するまでにかかる日数-

我が家の備蓄を全公開!(食料以外にも大事なものがあります)

3人家族が災害時初期の10日間、最低限のQOL(生活の質)を維持するためにかけた備蓄コストを表にしてみました。

品目内容・数量の目安概算費用優先順位備考
飲料水①2ℓ×6本×6箱約8,000円AmazonなどのECサイトでまとめ買い
飲料水②500mℓ×24本約3,000円持ち運び考慮
非常食①アルファ米×36食約12,000円白米とその他(ピラフ、五目など)お好みで組み合わせ
非常食②長期保存レトルトカラー3食パック×5袋約3,000円
非常用トイレ50回分約4,000円生活面の最重要アイテム
合計約30,000円

初期追加投資としての備蓄は約3万円です。一見高く感じるかもしれませんが、家族3人の有事の10日間の安心を買うと考えれば、1日あたり3,000円です。(※詳細は後述しますが、上表は完全備蓄としての品目です。日々の日常生活の中に取り込んでいるローリングストック的な食材費は含んでいません)

では、具体的にどのような視点で選んだのか、項目ごとに解説します。

飲料水

我が家の飲料水の備蓄量
  • 2ℓペットボトル6本入り×6箱
  • 500mlペットボトル24本入り×1箱

合計で84リットルでした。
ピンと来ないかもしれませんが、我が家の場合はこれが約10日分になります。(試算は後述します)
また、被災時の持ち出しも考慮して500mlペットボトルも組み合わせています。

保管について、我が家は自宅一階の納戸に常温保管です(写真左)
備蓄食料や生活用品はコンテナケースにまとめています(写真右)

食料

我が家の食料備蓄量
  • アルファ米:36食
  • レトルトカレー:15食
  • 保存パン:6缶

私は上記の備蓄とは別に、在宅勤務の昼食用として、パックご飯や缶詰を各10セット程度、食事管理のためのプロティン1袋を予備として常備しています。これらは結果的にローリングストック的な備蓄として機能します。

参考サイト;レスキューナウのWebサイトより「ローリングストックとは?」

👇私は食事管理方法として缶詰やプロティンを朝昼の固定食として取り入れています。

我が家で備蓄しているのは尾西食品株式会社のアルファ米です。
白米以外にも、ドライカレーや五目ごはんなど、種類も豊富なのが嬉しいですね。

備蓄アルファ米の写真画像
尾西食品のアルファ米セット

生活系

水や食料以外にも重要な備蓄があります。

我が家の生活系備蓄
  1. 非常用トイレ:50回分
  2. 体ふきタオル(使い捨て):30枚×4袋セット

生活面で最重要といっても過言ではないのが「トイレ」です。
更に被災時はお風呂にも入れないため、
身体を清潔に保つことも考慮すべきと考えます。

ここでのポイントは「水を使わない設計」です。
貴重な飲料水は生命維持に使いたいですからね。

我が家では、アクティのからだふきタオル 超大判・超厚手を備蓄しています。
介護用品としても使用されている商品ですし、1枚で全身が拭けるということで選択しました。

備蓄_からだふきタオルと非常用トイレ画像
備蓄の非常用トイレとからだふき

現在、上の写真と同じ非常用トイレはECサイトで見当たらないのですが、同等の製品は販売されています。BOSの非常用トイレは防臭効果の評価が高いということで選びました。

照明・エネルギー

普段の日常生活では想像が難しいと思いますが、被災時は屋内も外も真っ暗なはずです。
山奥の夜の経験がある人は想像できるかもしれません。ガチの暗闇です。
夜の照明は安全面だけでなく家族の精神的な面でも重要なアイテムと考えています。

また、お湯や調理をするためのガスボンベも便利アイテムの一つとして備蓄しています。

我が家の照明・エネルギー備蓄
  • ランタン:大1個、小2個 
  • 懐中電灯:2個(内一つはラジオ機能付き)
  • 電池(単三乾電池40個、単四乾電池40個)
  • ガスボンベ:12個
  • カセットコンロ
  • 充電バッテリ(スマホ充電用として24000mA+太陽光充電機能付き@気休め)

その他(運搬、給水対応)

私の住む自治体のWebサイトを見ると避難所周辺には災害用給水施設(常設・仮設・地下式)があります。そのため、給水施設で水を受け取る際に必要となる水タンクと運搬用のカートを保管しています。

我が家の給水対応グッズ
  • 給水タンク(20リットル蛇口付き1個、20リットル折りたたみ式1個)
  • 運搬用カート(折りたたみ式)


尚、避難所周辺に給水施設があるとはいえ、家庭での水の備蓄は必要不可欠考えています。

なぜなら、災害直後は行政職員や水道局のスタッフも被災している可能性があり、その他様々な要因から給水設備が即座に稼働するとは限らないためです。

また被災の初期段階では多くの人が給水栓に集中する可能性が高く、体調管理が重要な被災時に屋外で長時間並ぶこと自体がリスクと考えます。(特に夏場と冬場において)

実際に何日持つのか計算してみた

一般的に災害用に備蓄する水の量は、1人1日3ℓが目安とされている様です。
参考サイト;アイリスオーヤマ -災害に備えて備蓄する水の量はどれくらい?-

我が家の家族構成は、大人2人、子ども1人(小学校低学年)です。

子どもは2ℓとすると、一日に必要な我が家の水は8ℓとなります。

水の備蓄84ℓ÷8ℓ=10.5日 

政府が推奨している1週間分よりも多めに備蓄している結果となりました。
エンジニア気質のせいか、+αの余裕代(安全率)を欲してしまいます。

食料については、アルファ米の備蓄だけで4日間は持つ計算になります。

アルファ米36食÷3食÷3人=4日

その他、備蓄の保存パンおよび日常のストック(ローリングストック)のパックご飯や缶詰などで3日間は凌げそうなため、約1週間の食料備蓄は常にできている計算になりました。

尚、被災直後の3-4日程度は、ガスボンベとコンロがあるとはいえ、お米を炊くなど調理を前提にすること自体に不安があります。

お米は炊飯器でしか炊いた事がないですし、
災害時に慣れないことをしても良いイメージが湧きません。

それに災害時は余震や想定外の移動を強いられる可能性などもありますからね。

食器もお皿も不要で水だけで簡単に作れるアルファ米の機動性の高さは、災害時の備蓄食料として非常に優れていると考えています。

やってみて分かったこと(気づき)

ここまで確認しての個人的な気づきは以下の通りです。

思ったより備蓄は足りていた。(政府推奨の1週間以上は確保)
食料は「備蓄+日常ストック」で成立する。
水は多めに確保しておくと安心。(水は唯一無二の存在)

失敗談(賞味期限切れ+食べて実験検証)

今回の備蓄総点検で判明した事実ですが、
水と食料は賞味期限切れでした😭
カレーに至っては3年以上の賞味期限切れ💦

賞味期限切れの備蓄食料の画像
賞味期限切れのカレーとアルファ米セット

そして当然、食べました😊
保管状態の影響かもしれませんが、味は問題なし。お腹の調子も異常なしです。
お湯で作ったせいかアルファ米は想像よりも美味しかったです。(普段のご飯と比べちゃダメ)

いつもは水道水(浄水器使用)を飲んでいますが、しばらくはリッチにミネラルウォーターです🙌

もちろん、このような真似はしないでくださいね。
今後は賞味期限をしっかり管理したいと思います。

アルファ米とカレーの画像
アルファ米+カレー@賞味期限切れ

入れ替え用として注文した備蓄品紹介

今回の賞味期限切れ判明により、入れ替え用として私が購入した商品を紹介しておきます。

【尾西食品のアルファ米】
これは間違いなくリピート購入!
今回実食した中でも特に美味しかった4種類と白米のセットを購入しました。

【ボローニャの缶詰パン】
今回の実食で普通に美味しかったのがコレ。
デニッシュパンで柔らかくおやつ感覚で食べられます。うちの子どもは偏食気味でもあるのでリピート購入。

【温めずに食べられるカレー】
こちらはメーカーが異なりますが長期保存カレーをリピート購入。カレーは子どもも好きですし5年長期保存は魅力です。

【備蓄水5年保存】
水は10年保存の商品もありますが少し高価です。
入れ替えサイクル期間を食料品と同じにするため5年保存にしました。

プロテインは非常食として優秀

非常食は炭水化物が中心になります。
摂取カロリーとしても足りているのか?
あすけん”に入力して確認してみました。

左グラフ:①アルファ米(ピラフ味)内容量100g/出来上がり260g
右グラフ:①同上+②プロテイン1食分(スプーン30g)

左グラフは私のダイエット期間中の基準カロリーも満たしていませんし、タンパク質が圧倒的に足りていません。

一方、プロティン1食分を追加するだけで、摂取カロリーとPFCバランスはちょうど良い結果となりました👍

プロティンは常温保存ができますし、イチゴ味やチョコ味などおやつ代わりにもなります。ローリングストックの非常食として最適な食材の一つかと思います。

ULTORAコーンポタージュのプロティンの写真画像

個人的におすすめしたいのがULTORAのコーンポタージュ味のプロティン。

味は普通に美味しいコーンポタージュそのもので普段の朝食にもぴったり。

冬場の災害時に暖かいスープは不安を少しでも和らげてくれそうです。

ULTORAのプロティンは人工甘味料を使っていない点も魅力かと思います。

まとめ

今回、我が家の備蓄をすべて見直してみて分かったことはシンプルです。

・「最低3日、できれば1週間」は一つの目安にすぎない
・実際に必要な量は、前提(自宅避難 or 避難所生活)でも変わる
・そして何より、「一度すべて出して確認すること」が一番重要

正直、私もやる前までは「なんとなく備えているつもり」でした。

でも実際に計算してみると、
・水は10日分あった
・食料は1週間分あった
・でも賞味期限は切れていた

という、ちょっと笑えない現実も見えてきました。

防災備蓄は「やって終わり」ではなく、「定期的に見直すもの」です。

この記事を読んだタイミングで、
ぜひ一度、ご自宅の備蓄を確認してみてください。

それだけでも、防災への備えは一歩進むはずです。

「筆者:ハブ(Hub)」

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この記事を書いた人

50代エンジニア、ハブ(Hub)です。 某大手企業で「忖度なし・他力活用」を武器に、高査定を維持しながら自分軸で働くサバイバル術を実践中。年の差再婚、自閉症児の育児、2度の住宅購入といった波乱の経験を「人生のデバッグ」と捉え、50代からの再起動ログを発信。読者の皆さんと共に、人生の最適化を目指します。

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